教員紹介

梅津 光一郎
一般教育 准教授 / 博士(理学)

梅津 光一郎 UMETSU Koichiro

素粒子論

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主な担当科目

  • 物理Ⅰ

力や運動を中心とする身の周りの現象を題材に,自然科学および工学を学んでいくために必要な基礎知識,基本法則,思考方法について学習します。

自然界に存在するすべての力を統一する究極の理論とは?

究極の理論って何?

素粒子論は「この宇宙に存在するすべての物質を構成するための最も基本的な粒子は何か?」,「その基本粒子は互いにどんな影響を及ぼし合うのか?」を探究する学問です。この自然界に存在する基本的な相互作用を統一する究極の理論を構築しようと世界中の研究者が取り組んでいます。

ブラックホールの放射に関する研究

ブラックホールはどんな粒子も脱出することができない閉鎖的な領域です。そのブラックホールが放射するとは少し矛盾しているように思えますが,実は量子論の考え方を用いるとその放射のメカニズムを説明することができます。非常に小さいブラックホールの放射は量子重力理論を構築するための手掛かりになると考えています。

量子力学基礎論

量子論とは原子などミクロな世界を記述する理論です。私たちがミクロな粒子の速度や位置を測定するとき,その測定精度の理論的な限界を与える不確定性関係の研究や,量子コンピューターによる計算がどうして速くなるのかを説明する量子アルゴリズムの研究など,最先端の科学技術を支える量子論の基礎について研究しています。